今週の日経平均と来週の相場展望

日経平均チャート-カブログ

今週の日経平均はトレンド転換。3週間もみ合った33,200~33,800の短期レンジを下抜けして下落しました。MSQ前に一旦は上値トライすると考えていましたが予想は外れですね(^^;

月曜日に持ち合い下離れで火曜日に約500円下落、水曜日は先物主導で急騰し全戻し、木曜日は日銀総裁と首相が金融政策の考え方について意見交換したニュースによりマイナス金利政策の早期終了観測から為替が円高となり、日経平均は再び大幅下落とMSQ週らしい激しい相場展開でした。

12月のMSQ値は32,640、金曜日終値は32,308とSQ値を下回って終わっておりアノマリ的には今後1か月程度は弱い相場展開が予想されます。

月曜日のレンジブレイクで相場は下方向と考えて日経ダブルインバース(1357)を少し買っていましたが、水曜日の急騰は凄まじくさっさと薄利で利確すべきか迷いました。(後で考えると水曜日の急騰は積みあがった先物ポジションの利確のために海外勢が買い上げたもののように見えます。)今週は株価の上下が激しかったので往復で損をした投資家も多かったのではと思います。

結果的には開示情報やインディケータの状況からまだ相場は下方向と考えてポジションはキープしています。

現在のチャートはRSIは下落傾向、MACDはDC(デッドクロス)でヒストグラムは拡大し下落傾向が継続しています。金曜日引け後の雇用統計結果を受けて日経平均先物も上昇しており、SlowStochasticsは安値圏で反発傾向となっています。今週の大幅下落の反動で来週は一旦反発するかもしれません。相変わらず米株式市場が強すぎですが、米株式市場が崩れれば日経平均も、もう一段下落があると思います。

ボリンジャーバンドは収縮しており、10月から続いた上昇トレンドから下落トレンドへの転換を示唆しています。金曜日にはボリンジャーバンド-1σを割れており、-1σ~-2σ間で推移している間は下落トレンド継続と思います。

今後の展開としては下に、10月の3空を開けて急騰した際の窓①:31,000-31,250と窓②:31,600-32,000、200日移動平均線:31,200、中期支持線:30,500などがあります。

中期支持線:30,500は簡単には割れないと考えており、32,000以下のどこかで次の上昇トレンドに備えて買い場を探したいと考えています。年内~1月上旬までは現在の下落トレンドが続くのではと考えています。

来週は火曜日に「米消費者物価指数」、水曜日に「日銀短観」、木曜日に「FOMC金利」「米小売売上高」、金曜日に「米死蔵業PMI」の発表があります。海外はクリスマス休暇等で市場参加者が少なくなる中、思わぬ急騰や急落があるかもしれません。

今週の開示データで騰落レシオ(25日)は98~121%、裁定買い残高は1兆362億円(12/1)と増加、信用倍率は4.34となっています。裁定買い残は天井圏に近い1兆円を超えてきました。

現在の日経平均株価のEPSは2,231円で、PERは14.48倍 ⇒ 33,3072円となっています。これから円高が進むとEPSが下がるので日経平均株価の期待値も下がってくると思います。

来週も相場の下落トレンド継続と反転目途に注目していきたいと思います。

【現在のポジション】

日経ダブルインバース(1357)買い(含み損益:約+5万円)

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