今週の日経平均は停滞。レンジ下抜けの後、一気に下げるかと思っていましたが高値更新が続く米国市場に引っ張られた買い戻しと円高に伴った売りが交錯し明確な方向性は出ていません。
日経平均は金曜日に出来高を伴って32,970まで上昇しましたが、その後の海外市場で先物が32,630まで売られています。月曜日は少し下げて始まりそうでまだ下落トレンドは終わっていないと思います。
現在のチャートはRSIは停滞、MACDは下落トレンド継続でヒストグラムは収縮傾向、SlowStochasticsも安値圏で反発傾向を示しています。どちらかというとまだ下方向かなと考えています。来週、下にある窓②の上限32,000あたりを抜けるかどうかに注目しています。
相変わらず米株式市場が強すぎで、円高による下落と米株式市場の高騰に引っ張られた上昇との綱引きになっています。米株式市場も天井圏のサインが多くなってきており、もし崩れれば日経平均はもう一段下落があると思います。
今週、ドル円は140円台まで円高が進みました。チャートはボリンジャーバンド-1σ～-2σでバンドウォークしながら下落しており200日移動平均線も下抜けてきました。来週の日銀金融政策決定会合で「マイナス金利政策の早期終了」延期等のサプライズがない限り暫く円高傾向は止まりそうにありません。138円辺りに支持線がありますが、日本企業の平均想定為替レートに近く、ここより下に行くと輸出企業の業績大幅悪化が考えられます。
今週の開示データは騰落レシオ（25日）は96～103％、裁定買い残高は7742億円（12/15）と減少、信用倍率は4.84となっています。裁定買い残は天井圏の1兆円をまた割ってきました。
現在の日経平均株価のEPSは2,270円で、PERは14.52倍 ⇒ 33,971円となっています。これから円高が進むとEPSが下がるので日経平均株価の期待値も下がってくると思います。
来週は火曜日の日銀金融政策決定会合に注目です。金利政策/方針の変更有無で年末までの方向性が決まると思います。
【現在のポジション】
日経ダブルインバース（1357）買い
まだ下落トレンドは継続と考えてポジションキープ。来週火曜日の日銀金融政策決定会合の結果次第でどうするか考えます。(^^)
——————————————————————————————————-