1/13 今週の日経平均と来週の相場展望

日経平均チャート - カブログ

今週の日経平均はレンジブレイク。去年半ばから抜けられなかった34,000付近の抵抗帯を抜け予想外に大幅上昇しています。このため34,000付近は抵抗線⇒支持線になると思います。+2σを超えて+3σとの間でバンドウォークが始まりそうな勢いで暫く上昇トレンドが続きそうです。レンジ相場が長く続いていたので一旦は下落すると考えていたのですが相場観が合ってなかったです。よくある事ですが(^^;)

これまで抵抗帯となっていた34,000以下は出来高が多いのですが、34,000以上の価格帯はバブル崩壊後約30年ぶりで真空地帯となっています。これからは頭を切り替えて34,000を下値と考えた押し目買いを想定しています。逆に空売りは現在の上昇トレンドが一服するまで短期売買以外かなり危険と思います。

株価が急上昇した要因として新NISAによる資金流入/為替の円安傾向の他に、中東や中国など海外投資家の日本株投資が増えているようです。今年どこまで上昇するか予想は難しいですが、今年もう34,000を割らないのではと考えると値幅的には年内で38,000~40,000付近まで上昇する可能性が出てきました。

為替は去年の日銀の「チャレンジング」発言により円高トレンドとなっていましたが、現在は「春闘で賃上げを確認する4月まで金融政策変更はない」にコンセサスが変わってきています。また、米国の金融政策も「利下げは時期尚早で4月頃が適当」となってきており、再び円安方向にトレンド転換してきています。新NISAも海外株式に投資することから円売り効果があり円安の一因になっているとも考えられています。もし、現在の円安傾向が4月まで継続するならば日本の株価を下支えして株価の上昇トレンドも4月まで続くかもしれません。

今週の開示データは騰落レシオ(25日)は117%、裁定買い残高は1兆2,811億円(1/5)、信用倍率は5.15となっています。裁定買い残は相場のピーク付近の目安1兆4,000億円に近づいてきています。また、騰落レシオは短期的に166%(6日)と過熱領域でそろそろ調整があるかもしれません。下がったところは強気に買いで行こうと思います。

現在の日経平均株価のEPSは2,276円で、PERは15.63倍 ⇒ 35,577円となっています。円安傾向を受けてEPSが上昇してきており、もしこれからも円安傾向が継続するなら日経平均株価を下支えすると思います。

来週は水曜日に「中国GDP」「欧消費者物価指数」「米小売売上高」、木曜日に「日本機械受注」「米住宅着工件数」等の発表があります。現在の上昇トレンドが継続するか注目しています。

【現在のポジション】

無し

先週建てたダブルインバース(1357)は日経平均が34,000を超えたところで損切。年初から損切で始まりました(^^;)その後も窓を開けて上昇が続いたのでまだ買えていません。

来週は少し調整しそうな雰囲気なので上昇トレンド継続を想定して押したところは買っていきたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする