2/3 今週の日経平均と来週の相場展望

日経平均チャート - カブログ

今週の日経平均は高値持ち合い。概ね36,300~35,700のレンジ相場で推移しています。もう少し下押しすると予想していたのですが下値では買いが強くあまり下がりませんでした。週末日本市場終了後の先物は好調な米雇用統計発表を受けて36,300辺りまで上昇しており来週は36,000台で始まりそうです。

日経平均のインディケータを見ると、RSIは高値持合い、MACDはDC、SlowStochasticsは下落継続、パラボリックは陰転継続しています。パラボリックは36,700辺りまで下がってきており超えると再度陽転して上方向にトレンド転換となります。下には年初の上昇で空けた窓が2つありますが現状は35,000台後半の買いが強く、暫くは窓埋めするのは難しいかもしれません。インディケータはかなり過熱感がありますが買いもまだ強く、このままレンジ相場で日柄調整して37,000付近まで再上昇する可能性もあると考えています。

2日の米株式相場は続伸。「そろそろ大きな下落が来る」と言われながらも+1σ~+2でバンドウォークを継続しており米雇用統計が力強い内容となったことを受けて最高値を更新しています。米指標を受けて金融当局が早期に利下げを実施することはないとの見方が強まり為替はドル高/円安に振れましたが、それでも大手ハイテク株の企業利益に対する明るい見通しが広がり株価は上昇しています。

ダウチャート - カブログ

為替(ドル円)は日銀の金融政策変更コンセサスが「4月まで変更はない」から「3月に変更が有りうる」に変わってきたためボリンジャーバンド+1σを割って円高方向に推移していましたが、週末の米雇用統計が強かったことにより「米金融当局が早期に利下げを実施することはない」との見方が強まりドル高/円安方向に再上昇しています。この上昇によりボリンジャーバンド+1σを上回りパラボリックは再び陽転直前となっています。このまま円安傾向が続けば日本株式市場の下支えになると思います。

ドル円チャート - カブログ

今週の開示データは騰落レシオ(25日)は130%、裁定買い残高は1兆802億円(1/26)、信用倍率は4.21(1/26)となっています。裁定買い残は一旦下落しており、ここから再上昇するのか、このまま下落するのか注目です。騰落レシオは130%と高値圏にありますが、裁定買い残が再上昇してくると日経平均株価も37,000付近まで再上昇の可能性があると思います。

騰落レシオ - カブログ
裁定買い残 - カブログ

現在の日経平均株価のEPSは2,253円で、PERは16.05倍 ⇒ 36,158円となっています。PERが上限付近まで上昇していますが、これからの決算発表で好決算によりEPSが上昇し日経平均株価の期待値が上昇するか注目しています。

来週は火曜日に「豪中銀政策金利」の発表があります。金曜日は「2月 SQ」です。SQに向けて日経平均株価の再上昇はあるのか注目です。

【現在のポジション】

日経レバ(1570)買い

今週は一旦調整すると考えていましたが全然下がらないので少し安くなったところで打診買い。来週のSQに向けてもし下がれば買い下がる予定です。

市場の売り建ても溜まっているため、案外このままあまり下げることなく日柄調整後に再上昇を始めるかもしれないとも考えています。

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